金曜日、盛岡で開かれている「若冲が来てくれました・ブライスコレクション」に
行ってきました。
父ちゃんが、盛岡で仕事の打ち合わせがあったので、一緒に出る予定が
急な仕事が発生し、(間に合えば、)一足遅れで盛岡に向かうことに。
私は、午前中に県立美術館に到着。
平日のおかげで、人出はあるものの、ゆっくり、順番に、じっくり鑑賞できた。
上野の国立博物館で、若冲展を見た事があるが、刺身状態の人と人の間から
覗き込むように鑑賞したのに比べると、ぜいたくな空間である。
20人ほどの幼稚園児が、引率の先生の後に続いて入ってきた。
『静かにね」とでも言われているのか、しっかりと手をつなぎ、
大きな声を出す事も無く、列から離れることもなく、作品の前に並ぶと
説明する先生のお話をしっかり聞いている。
回りの大人たちは、黄色の園児達が、移動すると、
作品の前を空けて観やすいように気遣ったあげていた。
「ぞうさんだ」「にわとりさん」「とらだ」
小さな声で、ひそひそとお話している。
畳の上に、飾られた屏風のまえでは、別の幼稚園児達が、靴をぬぎ、きちんと並んで
正座して、学芸員さんのお話を聞いていた。

なんて、すばらしい光景でしょう。
これが文化県・岩手の教育だと思いました。
美術館の規模も、秋田とは比べ物にならないとは感じていましたが
うらやましいことです。
今回の若冲展は、東日本大震災復興支援の目的があり、
特に、子供達に元気を取り戻してほしいという願いも込めて
高校生以下は無料となっています。
無料だから、こうして、団体で連れてくる・・・というだけじゃない。
こうして、小さい頃から、美術に触れる経験をさせている。
秋田は、どうなんだ?
場当たり的に、美術館を作り、せまいスペースに作品を飾り
料金だけは、都会並みに設定する。
話題の展覧会には、すぐ飛びつく県民性だから、それでも良いのかもしれないが。
文化を育てない県だなぁ。と、つくづく思った。
行ってきました。
父ちゃんが、盛岡で仕事の打ち合わせがあったので、一緒に出る予定が
急な仕事が発生し、(間に合えば、)一足遅れで盛岡に向かうことに。
私は、午前中に県立美術館に到着。
平日のおかげで、人出はあるものの、ゆっくり、順番に、じっくり鑑賞できた。
上野の国立博物館で、若冲展を見た事があるが、刺身状態の人と人の間から
覗き込むように鑑賞したのに比べると、ぜいたくな空間である。
20人ほどの幼稚園児が、引率の先生の後に続いて入ってきた。
『静かにね」とでも言われているのか、しっかりと手をつなぎ、
大きな声を出す事も無く、列から離れることもなく、作品の前に並ぶと
説明する先生のお話をしっかり聞いている。
回りの大人たちは、黄色の園児達が、移動すると、
作品の前を空けて観やすいように気遣ったあげていた。
「ぞうさんだ」「にわとりさん」「とらだ」
小さな声で、ひそひそとお話している。
畳の上に、飾られた屏風のまえでは、別の幼稚園児達が、靴をぬぎ、きちんと並んで
正座して、学芸員さんのお話を聞いていた。

なんて、すばらしい光景でしょう。
これが文化県・岩手の教育だと思いました。
美術館の規模も、秋田とは比べ物にならないとは感じていましたが
うらやましいことです。
今回の若冲展は、東日本大震災復興支援の目的があり、
特に、子供達に元気を取り戻してほしいという願いも込めて
高校生以下は無料となっています。
無料だから、こうして、団体で連れてくる・・・というだけじゃない。
こうして、小さい頃から、美術に触れる経験をさせている。
秋田は、どうなんだ?
場当たり的に、美術館を作り、せまいスペースに作品を飾り
料金だけは、都会並みに設定する。
話題の展覧会には、すぐ飛びつく県民性だから、それでも良いのかもしれないが。
文化を育てない県だなぁ。と、つくづく思った。
▲
by hinano-sato
| 2013-06-16 20:22
| 美術
|
Comments(1)
12月8日
朝ドラでは、赤紙がきて出征するシーンが流れていた。
夕方のニュースでは、赤紙を模したチラシを配る反戦団体。
そうか、今日は、真珠湾攻撃の日か。
私にとっての12月8日は、「おやきの日」
何だそりゃ?とお思いでしょうが、この日、実家の辺りでは
「やみゃぁやき(病焼き)」と称して、各家庭で「おやき」を焼いて
無病息災を願う行事です。
ただし、実家は、ひいじいさんの代まで医者の家系だったらしく
神農さんを奉っている。
医家では、「やみゃぁやき」は出来ない。
つまり、「やみゃぁ」を治すのが商売なので、無病息災はちょっと・・・
自分の家では出来ないが、よそ様からいただいてくるのは、大丈夫らしく
母が、「おやき」をかかえて勤務先の学校から帰って来たもんだ。
生徒の家から『ほれ、まんず。あのしぇんしぇ。あみゃぁもん好ぎだがら
持っていげ』と学校に届いた物。
今では考えられない時代 (昭和30年代)
別に、それでえこひいきしていたわけではなく、
母は、平等に缶のフタで、ビシバシ、教鞭をとっていた。
ま、そんなで、私たち家族は、医家ではあるが
「やみゃやき」をごっつぉになっていた。
あんこには、それぞれの家庭の味があって
あんこ好きには、こたえられない至福の時間。
ああ〜。12月8日は忘れられない「おやきの日」
おやきの代わりに、今日は羊羹を食べながら
昨日出来上がった原画をデーターにして
色合わせをして、後は、印刷屋さんまかせ。

朝ドラでは、赤紙がきて出征するシーンが流れていた。
夕方のニュースでは、赤紙を模したチラシを配る反戦団体。
そうか、今日は、真珠湾攻撃の日か。
私にとっての12月8日は、「おやきの日」
何だそりゃ?とお思いでしょうが、この日、実家の辺りでは
「やみゃぁやき(病焼き)」と称して、各家庭で「おやき」を焼いて
無病息災を願う行事です。
ただし、実家は、ひいじいさんの代まで医者の家系だったらしく
神農さんを奉っている。
医家では、「やみゃぁやき」は出来ない。
つまり、「やみゃぁ」を治すのが商売なので、無病息災はちょっと・・・
自分の家では出来ないが、よそ様からいただいてくるのは、大丈夫らしく
母が、「おやき」をかかえて勤務先の学校から帰って来たもんだ。
生徒の家から『ほれ、まんず。あのしぇんしぇ。あみゃぁもん好ぎだがら
持っていげ』と学校に届いた物。
今では考えられない時代 (昭和30年代)
別に、それでえこひいきしていたわけではなく、
母は、平等に缶のフタで、ビシバシ、教鞭をとっていた。
ま、そんなで、私たち家族は、医家ではあるが
「やみゃやき」をごっつぉになっていた。
あんこには、それぞれの家庭の味があって
あんこ好きには、こたえられない至福の時間。
ああ〜。12月8日は忘れられない「おやきの日」
おやきの代わりに、今日は羊羹を食べながら
昨日出来上がった原画をデーターにして
色合わせをして、後は、印刷屋さんまかせ。

▲
by hinano-sato
| 2011-12-08 20:23
| 美術
|
Comments(2)
もう、もう、もう、 毎日、毎夜、北京オリンピックですよ。
時差1時間という言葉に、完全にだまされていたァ!
力のある国の放映権のために、見たい競技は、11時過ぎ。
11時をまわると、睡魔に襲われる私は、
見るべきか、眠るべきか、戦いの毎日。
昼の競技は、それは、それで、仕事をしながらのため、
これも、手を休める場面の多いこと。
それも、勝てばいいけど・・・・・
あぁ・・・・・☆ジャパン。
なんか、なんか・・・・
ちょっと気落ちしながら、出かけてきたのは
美短で開かれている「ガラスフェスタ」
ちょっと気になるガラス作品があったので、ややしばらく思案。
即刻、手を伸ばせない理由は、今朝の占い
『いきおいで、無駄な出費することに注意』
う〜〜〜〜〜ん。 これが、そうかも。
2度、3度、この作品の前を行きつ、戻りつしながら考え
やっぱ、いますぐは必要ない! と決断。
次に訪れたアトリオン。
たまたま開かれていた骨董市
ふらりと立ち寄ると、何やら、片隅でゴソゴソと箱から
出し始めているのは、雛段じゃないすか!
『お雛様ですか?』
『はい。今から出すんですが、一刀彫りです。』
じぃ〜いっと、待っていると、中から出たのは豆雛
高さ10cmくらいの木箱にすっぽり収まる雛段。
おおおおお〜〜〜〜〜お
ほ、欲しい〜〜〜。
『お客さん、まだ、眼あかの付いてないもんですぜ』
この時、頭の中に浮かんだのは、今朝のもう一つの占い
『とっても、お得な品に巡り会うでしょう』
それは、これだ。
なんて都合の良い今日の占い。
さらに、眼にしたのは、雛道具の文机。
『これと、これで、なんぼ?』
控えめに値段交渉。
とっても、お得なお値段で交渉成立。
抱きかかえて、帰って来ました。
至福の時間

時差1時間という言葉に、完全にだまされていたァ!
力のある国の放映権のために、見たい競技は、11時過ぎ。
11時をまわると、睡魔に襲われる私は、
見るべきか、眠るべきか、戦いの毎日。
昼の競技は、それは、それで、仕事をしながらのため、
これも、手を休める場面の多いこと。
それも、勝てばいいけど・・・・・
あぁ・・・・・☆ジャパン。
なんか、なんか・・・・
ちょっと気落ちしながら、出かけてきたのは
美短で開かれている「ガラスフェスタ」
ちょっと気になるガラス作品があったので、ややしばらく思案。
即刻、手を伸ばせない理由は、今朝の占い
『いきおいで、無駄な出費することに注意』
う〜〜〜〜〜ん。 これが、そうかも。
2度、3度、この作品の前を行きつ、戻りつしながら考え
やっぱ、いますぐは必要ない! と決断。
次に訪れたアトリオン。
たまたま開かれていた骨董市
ふらりと立ち寄ると、何やら、片隅でゴソゴソと箱から
出し始めているのは、雛段じゃないすか!
『お雛様ですか?』
『はい。今から出すんですが、一刀彫りです。』
じぃ〜いっと、待っていると、中から出たのは豆雛
高さ10cmくらいの木箱にすっぽり収まる雛段。
おおおおお〜〜〜〜〜お
ほ、欲しい〜〜〜。
『お客さん、まだ、眼あかの付いてないもんですぜ』
この時、頭の中に浮かんだのは、今朝のもう一つの占い
『とっても、お得な品に巡り会うでしょう』
それは、これだ。
なんて都合の良い今日の占い。
さらに、眼にしたのは、雛道具の文机。
『これと、これで、なんぼ?』
控えめに値段交渉。
とっても、お得なお値段で交渉成立。
抱きかかえて、帰って来ました。
至福の時間

▲
by hinano-sato
| 2008-08-23 19:08
| 美術
|
Comments(0)