岩手は文化県

金曜日に盛岡に行って来た。
盛岡にある県立美術館にて、「加守田章二展」が開かれている。
20世紀陶芸界の鬼才と言われている彼の作品は、独創的な形
と、デザインで不思議な魅力がある。
 曲線彫り模様の壷などは、手編みのセーターを着て立っている
かのように見えたりする。民芸運動の富本憲吉の薫陶を受けた
せいか、彩陶にはその影響がみえたりする。
一時は焼き物の世界への転職を考えたこともある主人が
ぜひ、観たいとの希望から、家族で出かけた。

ちょうど、今、盛岡市内の「南昌荘」にて、あんだんてさんが
展示会を開いているはず、では、そこにも、お邪魔しようっと。
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「南昌荘」は静かな住宅地にひっそりとあった。
ここは明治から120年の間に、何人かの財産家の
手から手に渡って管理されてきた邸宅です。
見事な庭園が残っており、小雨の中、緑が美しい。
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ここで驚いたことは、「南昌荘」は岩手市民生協で維持管理して
いることだ。最後の持ち主が事業の整理上、大手マンション業者
の手に渡してしまい、庭園をつぶしてしまうという話になった時、
盛岡市民が多く加盟していた生協の理事会が動き、ここを組合員
の財産として購入したという。
なんと、ここが秋田と違うところ!
秋田市では、H本宅を取り壊す話が出たとき、ここの庭園の石が
貴重な石なので、市に寄付したいと言ったら、財政難でいらない
と言った。別宅も風情のあるお家だったが、相続税の問題とかで
バリバリと壊し、駐車場にしてしまった。
残しておけば、藤田嗣治との関連で観光スポットになったかも。
つい最近では、由緒あるお茶室を持った老舗旅館が、バリバリと
壊され、マンションが建つ予定とか。
つくづく、秋田は文化を育てない県だなぁ〜と思う。

久しぶりの盛岡は活気があって、人がいる。
変な表現であるが、駅前を見ても、あきらかに秋田と
歩く人の数が違う。これで、同じ人口30万人ですぞ。
ある人が言っていた『盛岡市民はノリがいい』
『秋田市民は冷めている』
本当、他県に出て見て、ため息。
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by hinano-sato | 2006-06-17 20:57 | 生活 | Comments(4)
Commented by あんだんて at 2006-06-18 08:04 x
いいよね。昔ながらの八百屋さんの近くに有名な蕎麦屋さんが
あったり、その向かいにギャラリー喫茶があったり・・・
歩いて楽しい町でした。
これがいいんですよね。
南昌荘では庭園をながめながらお抹茶をいただきました。
なんて豊かな時間・・・・

行政にかかわる人たちってああいうの見ても
なんとも思わないのだろうか?
駅前の活性化にしたって、トンネル工事にしたって
ばがけの集まりって言われてるよな。
Commented by HARU at 2006-06-18 23:18 x
ご無沙汰してます!
一度行きたい盛岡です。やはり行きたくなりました。
盛岡のミニコミ「てくり」・・
HPアドレス書いておきますので読んでみてください。
秋田にも置いて欲しい・・と数店提案してみたら
編集部のKさんから「断られました」と・・
なんで~?100冊置いて欲しいといってるわけじゃないのに。
Commented by hinano-sato at 2006-06-19 08:12
HARUさん、おひさしぶり。
「てくり」は、申し込みました。同じ盛岡での出版物「ra・kra」はその後見てないけど、どうしたのかな?
Commented by HARU at 2006-06-20 06:03 x
申し込んだんですね~~。
「てくり」盛岡で生活する人々の顔がちゃんと見えてくる
良い本だな~って思って、読んでます。
「ra・kra」25日過ぎたらローソンで見ましたが・・
「秋田人」発行人だった米屋さんが写真を撮ってたり
コンセプトも似てると思ったのでした。


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